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【 小説、漫画、エッセイなど 】
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『スタミナ』 エッセイ
cover cover 著者:斉藤綾子 出版社:毎日新聞社(幻冬舎で文庫化) 本体価格:1,000円(税込み)

 女性から仕掛ける攻撃的なセックスの書き手といえば、現在この方をおいて他にないだろう。肉食獣のように男も女も手当たり次第に喰って、喰って、喰いまくる性欲の旺盛さは、刮目に値する。「ピッカピカの新しい男に出会っちゃうと、腰がクィンクィンうねりだすの。内股の筋肉が膣に絞り込む感じ」とか、「慌てて手マンコすれば、いつもどおり可愛くくぼんだ膣の奥から、涙のようなしずくが、一応一滴……」などなど、こうアッケラカンと描写されると、人並み程度にもっていたはずの羞恥心なんか吹き飛んでしまう。慎ましやかさこそが女の美徳と信じて疑わない人に、いっそ読んでもらいたい。(LOVELY)

著者:斉藤綾子 出版社:幻冬舎文庫 本体価格:457円(税込み)



『わたしは貴兄のオモチャなの』コミック
cover 著者:岡崎京子 出版社:祥伝社 本体価格:880円(税込み)

 80年代〜90年代、『PINK』、『リバーズ・エッジ』などの問題作を飛ばし続け、自分が描いた死と暴力の世界に取り込まれてしまったかのように、交通事故に遭ったまま、消息を断ってしまった漫画家・岡崎京子。
この短編集の表題作は、ごく普通の女の子が長年の片恋を成仏させたいあまり、相手の男の子の性の奴隷になってしまうお話。「あたしの体、自由に使っていいよ。愛とか好きとかいらないっす。オモチャにしていいよ。犬になってあげるっす」とまで言う主人公が、イタイケすぎて泣けてくる。よい子は絶対にまねしないようにしましょう。(LOVELY)



『ライン』 コミック
cover 著者:西村しのぶ 出版社:講談社 本体価格:730円(税込み)

 いつ載るのかわからない不定期連載、しかも掲載誌がころころ変わる、気まぐれ漫画家・西村しのぶ。とはいえ男と女のラブストーリーを描かせれば、その洗練されたセンスは当代随一。読めばおしゃれ心も満たされる。この作品は、ブティック経営で当てた20代のバツイチ女社長が、大学生の男の子とラブラブになっていく過程を描く。働く女に何より必要なのは、こんなかわいい年下の男の子から注がれる、掛け値のない愛なのさ。(LOVELY)



『くらたま&岩月教授のだめ恋愛脱出講座』
cover 著者名:倉田真由美 岩月謙司 出版社:青春出版社 本体価格:1,200円 (税別)

「だめんず・うぉーかー」とはだめな男とばかりつきあう女たちだ。その恋人は、「単なる浮気性」や「ルーズ」の域を超えている。芸能界では梅宮アンナさんがだめんずの女王といえばよーくわかるでしょう。この「だめんず・うぉーかー」の著者、倉田真由美さんと男と女の行動心理の第一人者、岩月教授が、『オトコ運』の悪さをはねのけてくれる恋愛講座。次こそは、いい男と恋をしよう! と思うあなた、この本でだめだめ体質を改善しましょう。(M@満月)



『ふたり歩きの設計図』
著者名:槙村さとる 出版社:集英社 本体価格:1,100円 (税別)

『白のファルーカ』、『おいしい関係』などでおなじみの漫画家・槙村さとるのエッセイ。仕事で出会ったキム・ミョンガンと、あれよあれよといううちに結婚して、ふたり歩きを始めた後に考えた幸せへの思いを綴っている。表紙のイラストは、ふたりが手をつないで歩いている後ろ姿が載っていてほのぼのとしているが、中には心に突き刺さる言葉が満載だ。もう少しラブラブな愛の本かと思ったが、まったくもってそうではなかった。
 ひとりでも幸せ、でも好きな人一緒ならもっと幸せ。それなら、どうしたら幸せでいられるんだ? コミュニケーションとはなんぞや? 思わず我が身を振り返ってしまう、コミュニケーション本なのであった。
 中でも私は、槙村さとるが夫にトイレのふたを閉めてほしいと伝えるところと、ケンカをした翌日の話し合いシーンが好きだ。自分の気持ちを伝えたいという強い思いと(わかってよ!という押し付けがましさがないところがいい)、どうやって伝えたら相手の気持ちに届くかを考える冷静な判断力。きちんと向き合ってコミュニケーションをとっててエライなと思う。実行するのは大変そう。だからこそ、そういう人と一緒だったら心地いいだろうなと思う。
 同じものを見ても、同じ経験をしても同じように感じるわけじゃない。でも、ただ自分の感情を言葉にしただけじゃ何も伝わらない。なんにせよ、言葉にしなきゃもっと伝わらない……っていう当たり前のことを、改めて考えさせられる。
 これを読んで何かを感じた人は、コミック『イマジン』(集英社文庫)、エッセイ『イマジン・ノート』を合わせて読んでみて。恋愛や結婚だけじゃなく、親子や友人関係もコミュニケーションによって成り立っていることを改めて感じさせられるハズ。


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 Produced by 満月