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●第一回 2004年4月4日 金山神社 金魔羅祭り


 満開の桜、しかも満月という絶好の日よりというのに、花冷えのする日曜日になってしまいました。444というオーメンのような日に集まったのはたった4人。すごいゾロ目で、金山神社まで行って来ましたよ。恋愛成就、夫婦和合、子宝、そして下半身に御利益のある「かなまらさま」の御神輿とあれば、いかないわけにはいかないわ!(^。^)。

 と、いうわけで、品川から京急東北線に乗り込み川崎で乗り換えて、京急大師線川崎大師駅下車、徒歩1分。大した距離では無いけれど、うちからは乗り換えが多かったなあ。途中乗り換えを間違えて30分遅刻(;^_^A アセアセ…みんなゴメンね。
 金山神社は川崎大師の参道の手前の若宮八幡宮の中にある小さな小さな神社でした。
 金山神社は別称を「かなまら様」とよばれる「性と鍛冶屋の神」。

 御祭神は、金山比古神(かなやまひこのかみ)と金山比売神(かなやまひめのかみ)御祭神の両神は、イザナミノミコトが火の神を生んだ際、下腹部に大火傷をしたのを、治療看護した神とされており、お産、下半身の病にご利益があると言われている。 
 江戸時代川崎宿の飯盛女達の願掛けに端を発し、祭礼には、男根を形どった神輿が担ぎだされ、面掛け行列などが繰り出す「かなまら祭り」が行われるようになったらしい。商売繁盛・子孫繁栄(子授け)・安産・縁結び・夫婦和合のご利益があると云われ、近年、エイズ除けの祭りとして国際的にも有名になった。天が与えた自然の営みに感謝をし、多いに笑い騒ぎ、一年間の幸せを願う。

 神社にたどり着くと、御神輿の出発前の儀式最中。振舞酒が振る舞われ、祝詞をあげる。
 この巨大なピンクの男根さまに釘付けになるが、これはゲイバー『エリザベス』の私物。なもので、ご神体には近づけないみなさんも、乗ったり抱きかかえたりと忙しい。
 金山神社はエイズの神とあってか、同性愛者に人気があり、男性同士のカップルが結婚式を挙げたことでも有名なのだそうだ。
 二つのご神体の御神輿と一緒に、『エリザベス』のピンクの御神輿も行列に加わるため、この日も御神輿の周りにはお姉な男性が集っていた。老いも若きも、男性も女性も男根にスリスリ…この世界は前衛芸術のごとし!
 海外で有名なので、狭い境内にひしめく人は金髪、青い目、黒い肌、二階の踊り場からテレビカメラを回している白人…。若い学生に写真を頼まれたと思っていたら、喋りかけた言葉は片言、Chinese、Korean…外人率6割くらいかしら? オカマ率2割?
          
↓黒光りする本物のご神体。惚れ惚れするほどステキでしょ! 木製のご神体の前にあるのは鉄製の坊や? と、この調子でそこら中が、大小さまざまな男根…(^。^)。男性の同性愛者の方々が、「我らが聖地」と考えるのも頷けるところ。
 ところで、フラワーはどこ? ずっと捜しているんだけどみつからない。金山比売神(かなやまひめのかみ)様は女よねえ? と見回してみると…。
↓どうやらこの木が女形なのかも…青い幕の中を見ればフラワー? 手前の小さい男根様と思ったモノは陰茎…? どうりで玉が無いはず…と、神社に問い合わせて見たら、ハズれ。これも男根様でした。女型は社の見えないところにしまってあるとか…。
 男根が二体なら、ゲイの方々が結婚式を挙げたがるのもわかるわ〜。
 

 満員電車のような人混みを逃れて、やっと呼吸出来たところは、妙な造りの涼しげな小屋の前でした。神社の納戸かと思いきや、これこそが、この金山神社の社。↓


 鍛冶屋の神でもあり、神社の社は鉄板の正六角形。屋根についた水に見えるマークは、鉄の工具を組み合わせた男女の性器が、まぐわっている様子…。グッサリ刺して殺して殺して〜♪ というシンボルよ! 
 裏口から社の中も閲覧でき、ぜんぜん陰に籠もった感じがありません。厳めしい神社のイメージとかけ離れ、庶民の味方と慕われる様がよくわかります。
 『満月』のみなさんの分も拝んできたからね。
↑木の切り株をフラワーに見立てるというわけで、この枝の無い木はフラワー? ざるのようなものがフラワー? これぞ、フラワーというのはついぞ見つからなかったわ。女型と男型を作ってお供えしている筈なのに! 目に入るのは全て男型。女型は隠すものなのでしょうか? 


↑白いお供えは男型のもち
社の中でみつけた、浮世絵風絵馬。女性は何を祈っているのでしょう?→
この神社は絵馬が有名なのだとか…。
鉄の神様である金山神社が、性の神様として有名になったのは、東海道の宿場町として栄えた川崎宿の飯盛り女達がはじめた商売繁盛と梅毒除けのお祭「かなまらまつり」かららしい。
 桜が咲き始めるころ、竹の子など新芽を料理したお弁当を持ち、神社に花見をかねて集まった。火をたきござを敷き地べたにすわり、奉納物の男根を持ち出して卑猥な仕草をして笑い騒ぎ、歌舞飲食をして一夜を過ごした。
 これは春、草木の芽吹き蘇るのを見て、自分達の体の蘇りを祈り、春の大地の力を体に取り入れる為に大地に座り、竹の子や芽吹く草木を食べた。そして男根を持って笑い騒ぐことにより魔除けと豊饒を祈ったといわれる。
 女が喜んで男根を弄んでたのね。フラワーはないはずだわ。
さんざんスリスリしたので、わたしたちも蘇っちゃうわねえ…。
↑それにしても大きなまら様 卑猥にスリスリしてこそのかなまらまつりが伝わってきす。

「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿に、前と後ろを隠す猿を加えた五猿の絵馬。これは梅毒祈願かしら? →
←露天がたくさん並び、売っているものはなぜかこの調子。男型のキャンディ、チョコレート…なにからなにまで…なぜ、フラワーはないの? わたしの買ったチョコの形はペニスとおっぱいの組み合わせ…ぱいズリでもしろっていうのかしら? ←鉄工所から奉納された工具で作る男女のシンボルの絵馬も、たくさん並んでいます。
 
 お守りと絵馬を買い、絵馬に願い事書いて、神社入り口の祠に奉納。
 何を書いたかは内緒…。
 社の入り口にあるご神体のレプリカ。ここで記念撮影をするのが習わしのようなので、はいチーズ!→

 
 亀頭を触りながらの祈祷…よい縁と良いSexのために!

 
←そんなことをしている間にも式典は進み、「二対のご神体と『エリザベス』のご神体にも御霊が入りました。」
というアナウンスを聞き、本気で羨ましい〜と思う。
 なんて大らかなかなまら様なのでしょう。

↑こちらは境内中央にある滑り台のような男根様。ここはみなさん跨いでスリスリするところですが、スカートなのでゴメンナサイね。
 
 寒さとお腹が空いたので、食事をしようと大師通りへ。あるのは何故か蕎麦屋ばかりで仕方なく、空いていた蕎麦屋に入る。注文したは良いけれど、注文は間違える、出てくるのが遅いで、苛々…。正月とお祭り以外は静かな住宅街だから、この忙しさに慣れていないのか、食事は×。
 せっかくだから、川崎大師に寄ろうと大師通りを歩いていたら、再び御神輿に遭遇した。

 怪しい寒空からは、ポツリポツリ、冷たい雨が…。

 鯔背なお兄さん達が、「ワッショイ、ワッショイ」と威勢のいいかけ声と共に、2対のご神体を担いでいるというのに、その後に続くピンクの『エリザベス』ご一行の御神輿は、なぜか「デッカイマラ、マラマラ!」と、どすの利いたかけ声で御神輿を担ぐ…「デッカイマラ」「マラマラ!」で、気合いのはいるお姉男たちはスゴい! それにしても、どうしてこんなに不思議なドレスなの!?
 大師通りでは、ダルマとくず餅、飴屋が目立つ。これがここの名物らしい。飴屋は和太鼓のように飴を切る音を立てながら、その手前で何人もの売り子の女性が並んで道の両側から口々に大きな声をかける。飴を切る音と大勢の五月蠅い女性達…座頭市のタップダンスを思い出してしまったわ。御神輿のリズムともあってるかもね。

 川崎大師でお参りをしたら、甘茶づる茶を振る舞われ、風船、草木の種などをいただいた。人混みからちょっと外れると昔の日本の風景が広がっている。この素朴さがこの土地の暖かさや寛容さに繋がっているのかしら? たまにはこうした散歩もいいもの。

  同性愛者もエイズも救う懐深き「かなまらさま」の有り様は、神の教えか、ここの人たちの生活感か? わたしにとっても聖地かも…。『満月』もフラワーのご神体を造って御霊を入れて貰おうかしら? と本気で考える。でも、女の子じゃあ、御神輿の担ぎ手みつけるの大変だよね〜とブツブツいいつつ、みんなでケーキを食べ、一同帰路についたのである。お疲れさまでした!
 さて、もしも、フラワーを担ぐことになったら、どんなかけ声をかけるんだろう? ○○フラワー? 熱いフラワー、デッカイは違うなあ…(^_^;)。フラワー、フラワー、○○フラワー! でも、フラワーって、あんまり気合い入れるもんじゃないのかも。
 


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